わたしがカレー部に入ったころ byけんと
新勧気分高まるこの頃、
カレーを食べたあとの雑談のもっぱらの話題はどうしてカレー部に入ったのかということです。
わたしがカレー部に入った経緯は、友達とお昼ご飯を食べにいこうとしていた日に
その友達が先生にレポートを渡しにいくというので総人の建物についていったのですが、何やら建物の中がくさい。
階を登るにつれて匂いが強くなり、思わずなんかくさいねというと、
「一週間前に、僕の主宰する学生団体のイベントで参加者にご飯を提供するためにカレー部を呼んだらこの有り様だよ。」とのことでした。
前代未聞の嗅覚を通して出会ったサークル。
入部を決意しました。
彼から連絡先を教えてもらい3代目部長の楓にラインしたところ、
「週末にアメフト部の試合でフード提供するからよかったらきてほしい」
「ところで家は大学に近かったりしますか?」
と聞かれ、出町柳周辺ですと答えると
「機材をおかせてほしい」
というインド人顔負けの距離のつめかた。しびれました。
「できたら住所を教えてください。」
「出店で使う鹿肉8kg送りたいのですが、冷凍庫に入りそうですか?」
ノックアウトです。ここに京大はありました。
こうして、私は日本でも数少ない鹿肉を8kg送りつけられた男になりました。
機材の受け取りの待ち合わせを時計台に取り決めると
「あとは見たらわかると思うので」
と一言。
時計台に向かうとそこにはくすんだオレンジのワンピースにからし色のカーディガンをはおり、金色の鍋を抱える女性が待っていました。
(当時彼女は、休学し富山で住み込みで農業インターンに参加していた。)
「新幹線で塩こうじを落としてしまい、割ってしまった。」
彼女の口から聞く話はいままで聞いたことのないことばかりで
正直、面喰ってしまいましたが、
筋は通っている。自分が慣れていないだけだ。カレーの国ではこれが普通なんだと言い聞かせ、必死に会話についていきました。
そして、週末。
初めてみるスパイスからのカレー作りに興奮しました。
カレーに詳しくなることがカレー部に求めることの大きい部分だったので、
この人たちと一緒に頑張っていこうと思いました。
出店を通じてお互いにフィーリングもしっかり合うと確認できたので、
以降の出店(未定)から参加してくださいとのことで晴れて入部。
楓さんといきなりガツンと(もはや交通事故)出会い、
忘れることのできない体験をしたことが
カレー部でいろんなイベント(マイルドなものではありますが)をする原動力になっています。