カレー部今昔 byけんと
5代目部長のけんとです。
今回はカレー部のあり方の今昔について書きたいと思います。
なぜ、次期7代目も決まっている段階で私が出てきて
このようなことを説明するかといいますと、
カレー部の本を通じて伝わるイメージと現状にギャップがあるからです。
今のカレー部は、自らの食欲と知的好奇心を満たすべく日夜カレーを研究する集団です。
イメージとしては、
4代目石崎(本の著者)まで
……京大生の中の京大生である部長の圧倒的求心力により運営されるカレーマフィア
5代目以降
……カレーの探求を軸に知的探求心を満たそうとするカレーデザイナー集団
といった感じです。
本を読まれた方が想像されるカレー部というのはおそらく
大学を休学して
農業に従事し
地方の活性化を考え行動し
インドでも農業をする
部長が率いるカレー集団
という印象をうけると思います。
そして、実際にその通りでした。
3代目も全国学生料理コンテストで準優勝をして、そのレシピをもとに間借りでカレー屋を運営していました。
意味不明です。
でも、こういうチームってその人がいなくなればなくなってしまいますよね?
カレーに詳しいというだけでも面白いのに、金銭の授受を伴う価値の創出を行う集団は未来につなげる必要があると強く感じました。
しかし、部長の圧倒的技量を中心に回る集団では再現性がなく、また4代目も数ヶ月インドに行くといいだしていたので、このままではカレー部は蒸発すると思い、カレー部を、チームでカレーを作ることを活動の中心に据えその土台の上に個人の活動を広げていけるような集団にしたいと思い二年前、私は部長になりました。
方向転換したわけですから
多くの失敗もありながら、いまではカレー部は
日夜カレーの研究をし、
鍋とスパイスをかかえ日本全国津々浦々参上し、
農家からスパイスメーカーまで見学に行く、
農学部食品生物科学科が半数近くを占める集団になりました。
(残りの半分はなぜか工学部物理工学科)
どちらの在り方がいいというものでもないと思いますが、
カレー部はこの一年で大きく変わりました。
今年の夏頃から活動もやっと軌道に乗ってきました。
これからは作ったものや考えたことを
もっともっと発信していこうと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。