カレー部新人戦 byマルタ
こんにちは。マルタです。
先日6/10、部員宅でカレー部の新人戦を行いました。
参加したのは一回生6人です。
新人戦という響きはカレー部だとあんまり聞き覚えがありませんが、つい先月入部したばかりの一回生たちが初々しくカレーを作るのが今回の趣旨です。新人戦じゃないですか?
そんなわけでトップバッターは僕でした。
作ったのは「花椒とミックスナッツのキーマカレー」。花椒をドバドバ入れた麻婆豆腐が好きなのがそもそものキッカケで、このカレーにも相当の花椒が入ってます。
コクを出したくてミックスナッツも使いました。水でふやかしたナッツを粉砕すると謎の乳液がとれるので、それで炒めた野菜をのばします。
いくらなんでも花椒入れすぎた感じはありましたが、味はうまいです。使ってる食材が四川風のカシューナッツ炒めに近しいので、中華風の味付けにしても面白いかと思います。
次鋒は三宅兄弟です。
双子である彼らは新人戦当日に誕生日を迎え、19歳になりました。それじゃあケーキでお祝いを……と進むのが普通ですが、ここはカレー部。
彼らが作るのはケーキカレー。ケーキを模したカレーを作るようです。正気?
訝しむ参加者をよそに、三宅兄弟は着々と準備を進めていきました。
スポンジがわりの土台となるのがターメリックライス。ごはんを炊くときにターメリック(うこん)の粉を混ぜておくと、きれいな黄色に染まります。
さらに具としてカレーを挟みます。
一段目には味噌を使った和風カレーを、二段目には先程のキーマカレーを載せました。
仕上げに入ります。本来ならホイップクリームを塗りつけるところですが、ホワイトカレーを使います。
ホワイトカレー。じゃがいもや乳製品を使って真っ白に仕上げるカレーです。存在自体は先日のカレーダービーで聞いていたのですが、実際に作るところを見るのは初めて。
ふつう、我々がカレーを作るとき、真っ白に仕上げるのは至難の業です。飴色玉ねぎを入れたらルーは茶色なりますし、スパイスの中には鮮やかな色を持つものがあります。さっきケーキのごはんに使ったターメリックもその一つですね。
とはいえ今挙げた材料はすべてカレーにとって不可欠なもの。上記の食材を封印しつつも、乳製品やじゃがいもを駆使してカレー「らしい」カレーを作り上げるのがホワイトカレーのキモです。
そんなホワイトカレーをたっぷりと掛け、いちご替りのうずらを載せたらケーキカレーの完成。
メガネとかコンタクトレンズの方、ぜひ裸眼のときに写真を見てください。
想像以上にケーキじゃないですか?
カレーの香りとケーキの見た目が脳内で混線し、よくわからない感覚に襲われます。
味はおいしかったです。そもそも単体でおいしいカレーを3種同時に使ってるので強制的においしくなります。
大トリとして、高島、加古、横藤の3人がヨーグルトチキンカレーを作りました。奇しくもこちらも真っ白なカレー。名前の通りヨーグルトがふんだんに使われていて、さわやかな酸味が際立っていました。
このカレーは、使うスパイスがとても少ないのが特徴。使用するのはカルダモン、ベイリーフ、黒胡椒、シナモンスティック、赤とうがらしの5種類だけです。
単純な比較はできませんが、冒頭のキーマカレーには上記+5種のスパイスを使っています。
レーズン、ヨーグルト、アーモンド、シナモンとそのままお菓子に使えそうな食材を使っていますが、出来上がったのは間違いなくカレー。包容力に改めて驚かされます。
レーズンの甘みとヨーグルトの食感が楽しめる一皿でした。
カレーの紹介は以上です。
とても楽しい企画だったのでまたやりたいですね。次やるならどういう名前にしたらいいか案がないので、思いついたらコメントをください。
ありがとうございました。
マルタ