カレー部日記

京大カレー部HP https://kyodaicurryclub.jimdo.com/ もよろしくお願いします。

8月4日 前期総まとめ

8月4日、前期総まとめを行いました!部員が前期中にカレーと向き合った成果を披露し合う場でございますが、今回もそれぞれに個性あふれるカレーやスパイス料理のオンパレードでした🌻

今回は特に今まで以上にカレー以外の料理の披露が多く、今年度の目標として掲げている〝スパイスへの多角的視点での挑戦"に近づけたように思います。

この度部員が作った料理をまとめますと、

・チキンビリヤニ

・ベジビリヤニ

ビーフマッサマン

・黒胡椒風味のチョコスコーン

・土手煮カレー

・鶏レバーカレー

・チーズナン

カレーうどん(なんと麺から手作り)

・ビーツの白玉団子

・スペアリブと冬瓜のカレー

・スパイスどら焼き

・カレーどら焼き

・梅風味のコロコロカレー

白身魚とレモンのカレー

・ナスのスパイスおばんざい

・さつまいものトッツ

・冷やしカレー

・スパイス風味の焼き林檎

・ビーツのパウンドケーキ

・スパイス味玉スープ

etc...

いっぱい作っていっぱい食べました↓一部をご紹介

今期の成長をこれからのイベント等で、皆様にもお伝えできればと思っております。イベントの情報もツイッターやインスタグラムで更新されていくかと思いますので、是非カレー部に会いにきてください。

f:id:kyodaicurryclub:20180905233919j:plain

f:id:kyodaicurryclub:20180905233925j:plain

f:id:kyodaicurryclub:20180905233942j:plain

f:id:kyodaicurryclub:20180905233946j:plain

f:id:kyodaicurryclub:20180905233951j:plain

スパイスおばんざい byけんと

f:id:kyodaicurryclub:20180905233236j:plain

カレーの盛り付けに彩りを加えられるように付け合わせをいくつか作りました。

 

少し和風なエッセンスを加えるというか、

要するに煮物感覚で作ってみたところ

不思議と落ち着く料理ができました。

 

・紫キャベツのピクルス

 

・レンコンの辛いピクルス

 

・玉ねぎのアチャール

 

・ジャガイモの和風サブジ

 

・かぼちゃのスパイス煮物

 

・トマトのピクルス(SPICE CAFEより)

 

以前SPICE CAFEさんのレシピ本を大切にしているというブログを書きましたが、

この本を自分なりに解釈した結果生まれてきた気がします。

 

また間借りスタイルで出店するときが来れば

素材の風味とスパイスの両方をしっかりと感じていただけるような

こういうスパイス料理も提供したいなと思います。

SPICE CAFEのスパイス料理 byけんと

カレー部に入った当時

4代目部長からおすすめされたカレー本がこちら 

 

スカイツリーからほど近いところにお店を構える

SPICE CAFEさんのレシピ本

 

 

本書は、はじめに1種類だけのスパイスを使った料理から始まって

2、3種類のスパイスを使ったスパイスおかず、

おまちかね(?)カレー、ピクルス、

さらにビリヤニまでレシピが展開され

スパイスドリンク、デザートが紹介され

 

エッセイで締めくくられます。

4代目は素材をとても大切にされていた方なので

この本の、スパイスをやたらに使わず、

スパイスの風味と素材の風味を感じながら料理を作る姿勢に

強く共感したのではないかと思われます。

 

振り返ってみて、

彼女とこの本が私のカレーの入り口であったことの意味はとても大きいと思います。

 

複雑な風味をもつカレーの魅力を

シンプルなところから学び、

自分の表現したいように重ね合わせていく楽しさを学べたのも

この本によるところが大きいです。

 

本書のエッセイもとても素晴らしいです。

カレー、あるいはカレー屋さんのイメージを覆されました。

いま読み返してみて気づいたのですが

自分がカレー部で部長をしていた時の活動方針は

このエッセイ(あるいはこの本全体)に大きく影響を受けていたようです。

 

4代目の考えと相まって私にとっては大切な一冊ですが

カレー以外のレシピが多くの部分を占め、

創作カレーが紹介されているわけでもないので

一冊目にというよりは

「もっとスパイスに触れたい」「カレーの副菜を充実させたい」

という人にお勧めです!

カレー部新人戦 byマルタ

こんにちは。マルタです。

先日6/10、部員宅でカレー部の新人戦を行いました。
参加したのは一回生6人です。
新人戦という響きはカレー部だとあんまり聞き覚えがありませんが、つい先月入部したばかりの一回生たちが初々しくカレーを作るのが今回の趣旨です。新人戦じゃないですか?

f:id:kyodaicurryclub:20180616194352j:plain


そんなわけでトップバッターは僕でした。
作ったのは「花椒とミックスナッツのキーマカレー」。花椒をドバドバ入れた麻婆豆腐が好きなのがそもそものキッカケで、このカレーにも相当の花椒が入ってます。

コクを出したくてミックスナッツも使いました。水でふやかしたナッツを粉砕すると謎の乳液がとれるので、それで炒めた野菜をのばします。

いくらなんでも花椒入れすぎた感じはありましたが、味はうまいです。使ってる食材が四川風のカシューナッツ炒めに近しいので、中華風の味付けにしても面白いかと思います。

f:id:kyodaicurryclub:20180616194412j:plain


次鋒は三宅兄弟です。
双子である彼らは新人戦当日に誕生日を迎え、19歳になりました。それじゃあケーキでお祝いを……と進むのが普通ですが、ここはカレー部

f:id:kyodaicurryclub:20180616194426j:plain

彼らが作るのはケーキカレー。ケーキを模したカレーを作るようです。正気?
訝しむ参加者をよそに、三宅兄弟は着々と準備を進めていきました。

スポンジがわりの土台となるのがターメリックライス。ごはんを炊くときにターメリック(うこん)の粉を混ぜておくと、きれいな黄色に染まります。

さらに具としてカレーを挟みます。
一段目には味噌を使った和風カレーを、二段目には先程のキーマカレーを載せました。

f:id:kyodaicurryclub:20180616194440j:plain

仕上げに入ります。本来ならホイップクリームを塗りつけるところですが、ホワイトカレーを使います。

ホワイトカレー。じゃがいもや乳製品を使って真っ白に仕上げるカレーです。存在自体は先日のカレーダービーで聞いていたのですが、実際に作るところを見るのは初めて。

ふつう、我々がカレーを作るとき、真っ白に仕上げるのは至難の業です。飴色玉ねぎを入れたらルーは茶色なりますし、スパイスの中には鮮やかな色を持つものがあります。さっきケーキのごはんに使ったターメリックもその一つですね。

とはいえ今挙げた材料はすべてカレーにとって不可欠なもの。上記の食材を封印しつつも、乳製品やじゃがいもを駆使してカレー「らしい」カレーを作り上げるのがホワイトカレーのキモです。

f:id:kyodaicurryclub:20180616194451j:plain

そんなホワイトカレーをたっぷりと掛け、いちご替りのうずらを載せたらケーキカレーの完成。

メガネとかコンタクトレンズの方、ぜひ裸眼のときに写真を見てください。
想像以上にケーキじゃないですか?
カレーの香りとケーキの見た目が脳内で混線し、よくわからない感覚に襲われます。
味はおいしかったです。そもそも単体でおいしいカレーを3種同時に使ってるので強制的においしくなります。

 

f:id:kyodaicurryclub:20180616194525j:plain

大トリとして、高島、加古、横藤の3人がヨーグルトチキンカレーを作りました。奇しくもこちらも真っ白なカレー。名前の通りヨーグルトがふんだんに使われていて、さわやかな酸味が際立っていました。

このカレーは、使うスパイスがとても少ないのが特徴。使用するのはカルダモン、ベイリーフ、黒胡椒、シナモンスティック、赤とうがらしの5種類だけです。
単純な比較はできませんが、冒頭のキーマカレーには上記+5種のスパイスを使っています。

レーズン、ヨーグルト、アーモンド、シナモンとそのままお菓子に使えそうな食材を使っていますが、出来上がったのは間違いなくカレー。包容力に改めて驚かされます。
レーズンの甘みとヨーグルトの食感が楽しめる一皿でした。

f:id:kyodaicurryclub:20180616194551j:plain


カレーの紹介は以上です。
とても楽しい企画だったのでまたやりたいですね。次やるならどういう名前にしたらいいか案がないので、思いついたらコメントをください。

ありがとうございました。


マルタ

カレーダービー@京都競馬場 byけんと

f:id:kyodaicurryclub:20180610202348j:plain

5月25日,26日に京都競馬場で開催された

第1回カレーダービーで出店させていただきました。


久しぶりの外部での出店、

それも大型の出店かつ初開催のイベントということで

かなり気合を入れて新メニューを考案して臨みました。

 

今回はポークカレーをベースに

日替わりで

・オニオンポーク

・ジンジャーポーク

数量限定で

ホワイトカレーの相掛け

を提供しました。

 

トッピングは

・チャーシュー

・ウズラのピクルス

・レモンの砂糖煮

など数種類用意しました。

f:id:kyodaicurryclub:20180610202659j:plain

 

映えを意識したと言われればそれまでなのですが、

ターメリック、ビーツを用いて色で遊ぶのは

新しい発見がありました。

f:id:kyodaicurryclub:20180610202814j:plain

また、店舗として

キッチンカーを用意していただきました。

外見もかわいいし、

一つの厨房でみんなでカレーを作れて

とても楽しかったです。

 

個人的には

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

を思い出しながら出店していました。

f:id:kyodaicurryclub:20180610202939j:plain


新入生が入ってくれて初めての出店が

こんな大きな舞台で不安もたくさんあったのですが、

カレー部として楽しくイベントを乗り越えることができました。

 

これからもカレー部員一同、精進していきます。

f:id:kyodaicurryclub:20180610203029j:plain

 

 

噂の名店(S&B) 6種食べ比べ byけんと

 噂の名店(S&B)6種類食べ比べました。

個人的に圧巻だった2種類と感想をシェアしたいと思います。 

 

f:id:kyodaicurryclub:20180429140411j:plain

 

1位 珊瑚礁(鎌倉)

うまいです。

「ひき肉の旨みとス

パイス、バターの調和」とあるようにバランスが絶妙

セロリやマッシュルーム、生クリーム、チャツネとこれ入れたらおいしくなるっていう食材がいっぱい入っているが邪魔しあっていなくて、スパイスもしっかり感じます。

 

2位 ブティフ・ア・ラ・カンパーニュ(半蔵門)

欧風ビーフカレー

バターと生クリーム、フルーツの風味がいい感じ

インド感を無理に追っておらず、スパイスが全面に出ているわけではありません。

この仕上げが絶妙で、よくあるレトルトのホテルカレーとはまた違います。

パンと食べても美味しかったです。

あまり触れることのない欧風カレーですがとてもおいしかったです。

 

 Columbia8(大阪)

後乗せスパイスがさわやかに香ります。これはずるい!

カレーはとてもサラサラでオイルも多いため、パウチから注ぐときに注意が必要です。

後乗せのナッツが絡まって独特な触感を生み、爽やかなスパイスも相まって

カレーとライスだけではたどり着けない境地に到達します。

 

すぱいす(荻窪)

スープカレーのようなさらさらのテクスチャーで

カルダモンの香りとフルーツの風味が広がります。

 

マンダラ(神田)

さらさらで、レトルトにアレンジされたスタンダードなバターチキンです。

本店のカレーも食べてみたいです。

 

白銀亭(大阪)

フルーツの甘さが際立つカレーですが、かなり辛いです。

スパイスは何のことかわからない、

良くも悪くも一昔前のカレーといった感じです。

 

 

噂の名店のカレーを再現しているだけあって

様々なジャンルのカレーがラインナップされています。

気になる2つ、3つをあいがけしてみるのも

レトルトカレーの新しい楽しみ方としていかがでしょうか?

【新宿中村屋 7種類食べ比べ】 byけんと

f:id:kyodaicurryclub:20180406231236j:plain

あこがれの新宿中村屋インドカリー食べ比べ。

 

インドカレーの単純な再現ではなく、

洋風なエッセンスを取り入れたオリジナルなその風味は

まさしく純カリー。

 

個人的おすすめTOP3と感想をシェアしていきたいと思います。

 

1位 キーマカレー

少し意外な結果かもしれません。食べてみる価値は大いにあります。

香りはインド感満載。ホールスパイスによる奥にくるリッチな香りが楽しめます。

口当たりはあまく、あとからスパイスが来ます。

黒インゲンとひよこ豆がいいアクセントになって飽きないうえに、

肉感も強調されて、食べごたえがあります。

ドライキーマと汁キーマの中間のさらっとした感じで食べやすいです。

 

2位 スパイシーチキン 

さらさら系のカレーで、色は少しカーキよりの茶色。

鼻に近づかると香味野菜由来の香りが来ますが、

食べるとしっかりスパイシー。

独特の香りはおそらくひよこ豆ペーストに由来するものと思われます。

ビイヤントのカレーに近い印象です。

 

3位 ベジタブル

野菜の甘味とスパイスの複雑な風味が楽しめるカレーです。

ひよこ豆がツボ。

少し酸味のあるさらっとしたルーでたべやすいです。

ごろっとしたジャガイモやカボチャもうれしい。

  

マイルドチキン

どろっしたテクスチャーで、フルーツ由来の甘い香りがします。

甘いまったりしたコクがあり、

フルーツと味噌の風味のバランスが絶妙です。

 

濃厚ビーフ

ビーフの濃厚かつ上品な風味が広がるカレーです。

スパイスの香りがビーフのコクと合わさってリッチな風味を生んでいます。

王道のビーフカリー。

 

スパイシービーフ

野菜い由来の香り、クローブが効いたスパイス。

牛肉はプリっ、ほろという感じに仕上がっています。

はじめ甘さが来ますが、あとから結構辛さが来ます。

 

 

ひとつずつスパイスの配合も活かし方も異なり

2種類のチキンカレー、3種類のビーフ

どれも全くの別物です。

 

どのカレーも一般に言われるインドカレーとは少し異なるもので、

インターネットもなく、カレーカルチャーも現在ほどの水準ではなかったころに生み出された

中村屋のカレーには尊敬しかありません。

 

香味野菜を取り入れたり、ひよこ豆を使ったりと

スパイスを消さず、やりすぎない風味の加え方には脱帽です。

 

カレーに詳しくなってみてわかるレトルトの奥深さ。

 

みなさんも中村屋のカリーの香りの豊かさ、技の細かさを感じて楽しんでみてください!